ぽえみです。
洋服のコーディネートをする時に、必ず鏡は見ますよね?
特にお出かけの時にはバッチリと決めていきたいから、鏡の前で悩んでいたら時間が過ぎて大変なことに……という出来事もあるはずです。
だから短時間で済ませたいと思うでしょう。
でも洋服と組み合わせる『色』の基本を知らないまま、コーディネートしていたら勿体ないです。
実のところ色は、人の心理や印象に作用するもの。
だからこそ、『色』の基本をチェックして洋服に取り入れた方が良いのです。
今回は、初めての人でもわかる色の基本とカラーコーディネートを紹介します。
▼目次
色には3属性ある
色を分類する時、皆さんはどの様に分けていますか?
実は色というのは『3属性』に分類することが出来て、覚えておくと便利です。
色を分類するなら3つの軸にして考えると分かりやすい!
下記は3つの属性の名前です。難しくはありませんから、チェックしておきましょう。
- 色相(しきそう)→赤・黄・青といった普段から読んでいる色の種類
- 明度(めいど)→暗い色や明るい色の高低を表す
- 彩度(さいど)→色の強い・弱いといった度合いを表す
色相は私たちが日常生活で使っている色のことなので、1番しっくりくると思います。また、色味(いろみ)とも言います。
明度と彩度は種類というより、尺度をイメージすれば分かりやすくなるはずですよ。
さらに『色』には大きく分けて2つの種類に分けることが出来ます。
下記が2つの種類です。
- 有彩色→色味をもつすべての色(色相・明度・彩度の3つ全部で表します)
- 無彩色→色味を持たない黒・白・灰色のこと
つまり、明るさの度合いだけで表すのが無彩色。3つ全ての属性で表すのが有彩色です。
これも基本なので、ぜひチェックして下さいね。
色が与える心理
突然ですが、今から出す2つの画像でどちらかを選んで下さい。
まず1つ目、2つの図を見てどちらが広く見えますか?
2つ目、ひし形を見てどちらが地味に見えますか?
答えは広がっているのが左の白、地味なのは右の茶色でした。
実は、今の質問に関係してくるのが先ほど説明した『3つの属性』。
1つ目の図形の色は、広くて大きく見える『膨張色』・小さくて縮んで見える『収縮色』といって、明度に関係があります。
つまり明度が高ければ膨張し、低ければ収縮する。白は明度が高いので広く見えて、黒は明度が低いので縮んでみるというわけです。
よく黒が引き締めて見える色と言われる理由が分かりますね。
さらに2つ目の図形の色は、彩度が関係します。
色味が強ければ強いほど派手に見えるので、彩度が高く。反対に色味が弱ければ地味に見えて彩度は低い。彩度は派手・地味といった心理に作用するのです。
他にはコーディネートで言われる軽い・重いといった単語もありますよね。それも明度が関わってきます。例えば、水色は明度が高くて軽く、紫は明度が低くて重く見える。これも色の心理作用なのです。
つまり『色は人の心理や印象に深く関係する』ということが分かりましたね。
色で連想・イメージする
色を連想する時、何を思い浮かびますか?
貴方は何を連想する?
例えばピンクなら桜・桃ですよね。
ではピンクの抽象的・象徴と言えば、どんな連想が出来ますか?
ちなみに「可愛い」とか「愛」などがありますよ。
実は色の連想には、『具体的』・『抽象的』・『象徴』と3つに分けて連想することが出来ます。
具体的は物、抽象的はさわやか・活動的などで、象徴は抽象的な言葉が社会に浸透して象徴的に定着したという意味。つまり象徴なら幸福や危険などです。
色を連想することでイメージが広がり、ファッションやインテリアでどの様なテイストにしたいのかが膨らむので、日常生活にも活かせます。
連想がイマイチ出来ない方は、普段から身の回りの色を見て連想してみましょう。
色は見た目以上に深いものです。
ぜひ、色の基本を取り入れてファッションやインテリア、日常生活にも活用して下さいね。